電気保安– category –
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抵抗接地方式の基礎知識まとめ
「中性点非接地方式」は、電力系統における接地方式の一つで三相交流回路のY結線(スター結線)変圧器の中性点を大地に接続しない方式を指す。日本では、高圧配電系統(6.6kVなど)で広く採用されている。 中性点非接地方式の仕組み 中性点非接地方式では... -
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高圧進相コンデンサの絶縁劣化についてのまとめ
高圧進相コンデンサは、工場の力率改善や電気料金の削減に貢献する重要な設備だが経年劣化や異常な電気的ストレスによって絶縁劣化が進行し最終的には故障に至る可能性がある。 絶縁劣化のメカニズムと原因 絶縁劣化のメカニズム 素子内部の絶縁破壊コンデ... -
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進相コンデンサについての基礎知識まとめ
進相コンデンサについての概略 進相コンデンサは交流回路において力率(りきりつ)を改善するために使用されるコンデンサのこと。別名「力率改善コンデンサ」とも呼ばれる。 交流回路では、電圧と電流の位相がずれることがあり特にモーターや変圧器などの... -
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Ior(抵抗分漏れ電流)の測定方法の備忘録
「Ior」は、電気設備の絶縁劣化による抵抗成分の漏れ電流を指す。通常の漏れ電流(Io)には、抵抗成分(Ior)の他に、対地静電容量による容量成分(Ioc)が含まれており絶縁劣化の判断にはIorの測定が重要となる。 Iorの測定方法 ベクトル演算方式(クラン... -
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変圧器の%インピーダンスについての基礎知識まとめ
変圧器のパーセントインピーダンス(%Z)は、電力システム設計や運用において非常に重要な指標となる。これは、単に変圧器の内部抵抗を示すだけでなく、短絡電流の計算、変圧器の並行運転、電圧変動率の評価など多岐にわたる用途で利用されている。 %イン... -
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電気設備の絶縁劣化が起こる原因についてのまとめ
絶縁劣化の概略 絶縁劣化とは、電気設備に使用されている絶縁材料が、時間や様々な外部要因の影響を受けて本来持っている電気を通さない(絶縁する)能力が徐々に低下していく現象のこと。最終的には、電気を通してしまう状態(絶縁破壊)となり短絡、地絡... -
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変圧器の接地方式のまとめ(A種接地・B種接地の敷設目的)
変圧器についての概略 変圧器(へんあつき、Transformer)は、交流電力の電圧を、周波数を変えることなく変換する静止誘導機器。電力系統において、発電所から需要家までの送電・配電、あるいは工場やビル内の電気機器への給電において電圧を適切に変換す... -
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太陽光発電におけるアレイについての基礎まとめ
太陽光アレイ(Solar Array)とは、複数の太陽電池モジュール(ソーラーパネル)を組み合わせて設置し太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換するシステムのこと。太陽電池モジュール単体では得られる電力が限られるため、より多くの電力を得るために多数... -
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コロナ放電についての基礎知識まとめ
コロナ放電は、高電圧が印加された電極の周囲の気体中で起こる、持続的で局部的な放電現象。その光のゆらめきが太陽のコロナに似ていることから名付けられた。 コロナ放電の発生メカニズム 高電界の集中電極(特に針のように尖った部分や曲率の小さい部分... -
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高圧交流負荷開閉器グリースアップ方法まとめ(三菱編)
高圧交流負荷開閉器(LBS: Load Break Switch)とは 高圧交流負荷開閉器、通称LBS(Load Break Switch)は、電気設備の高圧回路において負荷電流の開閉を目的として設置される開閉器のこと。主に変圧器や進相コンデンサーなどの高圧機器の一次側に設置され...