オムロンの電子サーモE5Lは、機器内蔵用の簡易な温度制御に特化した製品。
主にON/OFF制御を行うタイプの温度調節器で、サーミスタを温度センサとして使用する。
目次
オムロン製電子サーモE5Lの主な特徴

簡易制御に最適
機器への組み込みを想定したシンプルな構造と機能で
ローコストな温度制御に適している。
高容量開閉が可能
AC250V 10Aの高容量開閉能力を持つため
間にリレーなどを挟まずに直接負荷(ヒーターや冷却装置など)を開閉できることが多い。
センサ付属
購入時にサーミスタセンサが付属しており
すぐに使用可能。
プラグインタイプ
ソケット(別売または適合)に差し込むプラグインタイプで
メンテナンスや交換が容易。
デジタルタイプ(E5L-Cなど)の存在
アナログ設定のモデル(E5L-Aなど)のほかに
デジタル設定が可能なモデルもあり、より簡単で確実な設定が可能。
形状による2つのラインナップの違い

① E5L-Aシリーズ(プラグインタイプ)

- 特徴
8ピンソケット(P2CF-08など)に差し込んで使用するタイプ。 - メリット
万が一の故障時も、配線を外さずに本体を「抜き差し」するだけで交換できるため
メンテナンス性が非常に高い。 - 設置
DINレールやパネル表面に取り付ける。
② E5L-Cシリーズ(埋込取り付けタイプ)

- 特徴
制御盤のパネル面に穴を開けて
そこにはめ込むタイプ。 - メリット
パネル前面に表示部が出るため
装置の外側から温度を確認・操作するのに適している。 - サイズ
45×35mm(縦×横)と非常にコンパクト。
主要な仕様(スペック)
| 項目 | 内容 |
| 電源電圧 | AC100〜240V(ワイドレンジ) |
| 温度範囲 | 0〜50℃、0〜100℃、100〜200℃など(型番による) |
| 出力 | リレー接点(1a接点) |
| 精度 | 指示値の±1%以下(フルスケールに対して) |
| 付属センサー | サーミスタ(リード線2mが標準) |
どんな時に使うのがベスト?

「多機能はいらない、とにかく安く・簡単に温度を一定に保ちたい」という場面推奨される。
- 凍結防止: 配管が凍らないようにヒーターをON/OFFする。
- 簡易的な恒温槽: 実験用やインキュベーターなどの温度管理。
- 装置内の冷却: 制御盤内の温度が上がったらファンを回す。
- 床暖房やロードヒーティング: シンプルな温度維持。
オムロン製電子サーモ使用の注意点

高精度な制御には不向き
0.1度単位で厳密に管理したい、またはオーバーシュート(設定温度を一時的に超えること)を
極限まで抑えたい場合は、PID制御が可能なE5CBやE5CCシリーズ推奨される。
センサーの互換性
付属の専用サーミスタ以外(熱電対や白金抵抗体など)は使用できない。
参考資料
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/cat/e5l_sgtd-062_2_18.pdf?id=2065
オムロン 電子サーモE5Lより引用

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