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アーク放電とは(用語説明)
2つの電極間に高い電圧を印加すると、電極間の気体が絶縁破壊を起こし、持続的に電流が流れる現象このとき、強い光と高い熱が発生する。 アーク放電は非常に高温になるため、不用意に発生させると火災や感電などの危険を伴う。 アーク放電の特徴 低電圧・... -
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電気工作物についての定義(補足用)
発電、変電、送電もしくは配電または電気の使用のために設置する機械、器具、ダム、水路、貯水池、電線路その他の工作物(船舶、車両または航空機に設置されるものその他の政令でさだめるものを除く) 政令で電気工作物から除かれるものには、電圧30V未... -
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限流ヒューズについての基礎知識まとめ(補足用)
限流ヒューズは電力ヒューズ(PF:Power Fuse)とも呼ばれる。 性能・特性 大電流に対して優れた遮断性能を備えている。 大きく3つの特性、許容特性、溶断特性、動作特性(遮断特性)の大別される 限流ヒューズの構造 PFは導電性キャップで上下をふさいだ磁... -
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過電流保護協調における動作協調の検討方法まとめ
過電流保護協調とは 動作協調の概要 過負荷や短絡事故が発生したときに、上位保護装置が下位保護装置に先行して動作せず。また変圧器の励磁突入電流や負荷の電流により保護装置が動作しないことが動作協調の基本的考え方となる。 以下の6点を重点的に検討... -
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過電流保護協調についての備忘録
過電流保護協調とは 電力系統における過電流発生時の保護装置の動作を調整することを指す。この協調を行うことで、系統全体の安定性を維持しつつ過電流が生じた箇所だけを効果的に遮断が可能となる。 過電流保護協調で最も重要なことは配電用変電所(配電... -
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過電流保護協調の根拠について(補足用)
根拠となる法律 以下の法律・省令が根拠となる 電気事業法第39条第2項第三号 「事業用電気工作物を設置するものは、事業用電気工作物の損壊により一般送配電事業者または配電事業者の電気の供給に著しい支障を及ぼさないよう、主務省令で定める技術基準... -
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放射率とは(用語説明)
放射率とは、物体からの熱放射(赤外線エネルギー)のしやすさを表したもの。 最も多く放射する物体の熱放射率は1で「黒体」と呼ばれる。逆に全く放射せず周囲からの熱放射を完全に反射する物体の放射率は0で「鏡面体」と呼ばれる。=一般の物体の熱放射... -
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電気設備の異常発生時の兆候・警告サインのまとめ
電気設備の多くは故障する前にある種の兆候や警告サインが見られる。下記に主な兆候とその原因を記載する。 異臭 電気設備から異常なにおいや焦げたにおいがする→配線や機器の過熱が発生している可能性あり 異音 異常なノイズや音が聞こえてくる→機器... -
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地絡継電器が誤動作(もらい事故)を起こす理由の備忘録
ケーブルが長いことが誤動作につながることが多いケーブルが長い=静電容量が大きい 地絡事故が起きると、静電容量に対して分流される。 静電容量が大きいほどインピーダンスが小さくなるので、 ●IC1 ●IC2 静電容量が大きい方に地絡電流が多く流れるため、... -
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零相電圧検出装置(ZPD)と地絡方向継電器(DGR)による電流方向監視(補足用)
零相変流器(ZCT)について 零相電圧検出器(ZPD)について 零相電圧検出装置(ZPD)と地絡方向継電器(DGR)による電流方向監視 地絡事故が発生すると事故回線では事故電流が電源側から負荷側に向かって流れる。一方、ほかの回線では、事故電流が負荷側か...