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高調波電流の「発生」と「流出」の説明図と用語のまとめ

目次

高調波電流とは

交流の電流に含まれる基本波の整数倍の周波数を持つ電流

基本波は通常、商用電源の周波数(50Hzまたは60Hz)を指す。

高調波電流の発生場所

家電機器や産業用機器、アーク炉や高周波炉などの非線形負荷、変圧器やリアクトル、
回転機などの磁気飽和の強いものなどから発生する。

高調波電流による影響

進相用コンデンサの過負荷や過熱、通信線への誘導障害、保護継電器の誤動作、 計器の誤差発生。

高調波電流に関する用語説明

発生  

需要家構内の機器から高調波電流を発生させること。

流出  

需要家構内の機器から高調波電流が、電力系統に流れ出ること。

分流  

需要家構内の機器から発生する高調波電流が、各機器(主に発電機、直列リアクトル付き進相コンデンサなど)のインピーダンス比に応じて、当該需要家構内の他の機器に触れること

抑制  

LCフィルタ、アクティブフィルタ、多パルス化等の設備対策によって高調波流出電流を小さくすること。

高調波電流の「発生」と「流出」の説明図

高調波電流の対策方法

参考文献

高圧受電設備規定 JEAC 8011-2020  p8~p9より引用

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