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臨時点検における対応方法とその事例⑤(地震災害時の対応)

目次

臨時点検の定義

「臨時点検」という言葉はさまざまなところで使用されているが、自家用電気設備の保安業務における臨時点検は

事故・災害の発生時または予防のために事前に実施する点検であって、保安規程に定める日常・月次・年次・工事期間中の各巡視・点検および測定・試験以外の業務

と定義づけることができる。

→保安規程に記載した内容以外の点検業務のすべてが臨時点検として位置付けられることになる。

具体的には以下のように整理できる。

●電気故障(事故)発生に伴う臨時点検

●自然災害などに伴う臨時点検

臨時点検の点検手順

地震による災害

地震時には、キュービクルが基礎の固定部から大きく動いたり
変圧器自体がキュービクル内で傾いたなどの被害が多く発生した。
(上図参照)

地震の場合、発生直後の被害状況の把握が早期復旧を行う上で重要となる。

上左図のように地震によって基礎の固定ボルトが外れてしまったキュービクルであっても
配電線の送電再開に伴って高圧の電気を問題なく受電している場合もあり
こういった状況下で再び地震が発生すると、大きな事故に発展する可能性がある。
そのため、地震発生直後の臨時点検はできるだけ速やかに実施する必要がある。

また、上右図のように地震によってキュービクル内の変圧器の固定が外れて傾いたり
転倒すると、単にその事象のみに留まらず、高圧回路の短絡事故にも発展する。

対策として、防振ゴムを設置する方法もあるが、地震による変圧器転倒防止対策として鎖による変圧器の固定、小動物対策、熱・結露対策などを強化したキュービクルへの更新など、受電設備の災害対策の提案も需要家に行っている(下図参照)。

図:転落防止対策済みの変圧器

参考資料

新電気2021年6月号
特集 臨時点検マニュアル~ 電気事故・災害対応と対策 ~ より一部引用

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