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地中引き込み設備における引き込み柱・高圧キャビネットからの違いについての備忘録

目次

地中引込線の経路及び引込口

高圧ケーブルによる地中引込線の経路及び建物への引込口は
次により施設する。

  • 引込線が外傷を受けにくいこと。
  • 引込線が他の地中電線路又は地中弱電流電線路と十分離隔できること。
  • 埋設施設(ガス、上下水道)に障害を与えないこと。

地中引込線の施設方法

高圧ケーブルによる地中引込線は
管路式や暗きょ式又は直接埋設式により施設する。

管路式

管路式は、ケーブルの引き替えや増設が容易(予備管を設ける場合)、外傷を受けにくい
故障復旧が比較的容易などの特徴があるので、地中引込のほとんどはこの方式となっている。
管路には、軽量で可とう性のある波付硬質合成樹脂管(FEP)を使用するのが一般的。
地中引込線を管路式により施設する場合は、次により施設する。

  • 埋設深さは特に規定されていないが
    管にはこれに加わる車両その他の重量物の圧力に耐えるものを使用すること。
  • 下図のJIS C 3653「電力用ケーブルの地中埋設の施工方法」による施設例を示す。

管路式において、ハンドホールを設置する場合がある。
これは、中継用の地中箱で、埋設長さが長い場合や曲がり部などにおいて
ケーブルの敷設や撤去を容易にするためのものとして施設される。

暗きょ式

暗きょ式は、コンクリート造の暗きょ(洞道)の中に支持金具などでケーブルを支持する方法で
工事費が大きく、工期も長くなる。
ケーブル条数の多い場合に使用されるが、一般の高圧引込線ではほとんど使用されない。

地中引込線を暗きょ式により施設する場合は
次により施設する。

  • 暗きょは、車両その他の重量物の圧力に耐えるものであること。
  • 地中電線に耐燃措置を施す、又は暗きょ内に自動消火設備を施設するなどの防火措置を施すこと。

直接埋設式

直接埋設式は、ケーブル布設のつど掘削する必要があるが
工事費が少ない、工期が短い、ケーブル熱放散がよいなどの特徴がある。
このため、増設の見込みのない場合や重要度の低い場合に使用される。

地中引込線を直接埋設式により施設する場合は
次により施設する。

  • 埋設深さは、下表によること。ただし、使用するケーブルの種類、施設条件を考慮し
    これに加わる圧力に耐えるよう施設する場合はこの限りでない。

直接埋設式の埋設深さ

● ケーブルは、次のいずれかに該当する場合を除き、トラフなどに収めて施設すること。
① 低圧又は高圧のケーブルを車両その他の重量物の圧力を受けるおそれがない場合において、ケーブルの上部を堅ろうな板又はといで覆い施設する場合。
② ケーブルに CD ケーブル(高圧のものに限る)又は、がい(鎧)装を有するケーブルを使用して施設する場合。
③ ケーブルにパイプ形圧力ケーブルを使用し、かつ、ケーブルの上部を堅ろうな板又はといで覆い施設する場合。

地中引き込み設備における引き込み柱・高圧キャビネット引き込み設備の違い

第1引込柱からの引込み(架空線からの立ち下げ)

図:第1引き込み柱からの引き込み例

架空配電線から区分開閉器(GR付PASなど)を経由し
電柱から地中へケーブルを立ち下げてキュービクルへ引き込む方式。

主な特徴

  • ケーブルの保護
    ケーブルの根本の引き下げ部分は
    地表から2m以上の高さまで鋼管などの防護管で保護する必要がある。
  • 地下の防護
    防護管は地下20cm以上の深さまで施設しなければならない。
  • 接地工事
    防護管の金属部にはA種接地工事を施す。
    ただし、人が触れるおそれのない場所であれば、D種接地工事に緩和することが可能。
  • 制御線の保護
    PASの制御線(SOG制御箱への配線)は
    ケーブル保護および雨水浸入防止措置を施す必要がある。

高圧キャビネットからの引込み(完全地中化エリア)

図:高圧キャビネットからの引き込み例

一般送配電事業者の地中配電線から
ハンドホールを経由して需要家の高圧キャビネット(PDSやUGSを内蔵)へ引き込む方式。

主な特徴

  • ハンドホールの役割
    ハンドホール内では、ケーブルに余長を持たせる施工を行い
    耐震対策を施すことが求められる。
  • キャビネット内の機器
    高圧キャビネット内には、PDS(高圧交流負荷開閉器)や
    UGS(地中線用ガス負荷開閉器)が設置され
    ここからパイプシャフト(PS)などを経由してキュービクルへ送電される。
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