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知識
設置者の役割と義務
設置者の定義 自家用電気工作物を設置する者であって電気事業法上の保安の責任を有する者のこと 所有者や占有者がこれに該当する。 設置者の義務 電気主任技術者等・従事者はもとより公衆の生命・身体の安全を守る。 電気設備・建物・家財等の財産を守る。... -
月次点検
通常の月次巡視点検業務の内容と報告
作業内容 契約時の作成された保安規定に基づき、個人事業主の場合は自身が作成したもの、保安法人などに勤務している場合は会社指定の点検シートを用いて実施し、点検結果を記載して設置者に提出し、内容の説明を行う。設備の改修、改善の必要な場合は、そ... -
月次点検
月次点検の初回点検時の作業の注意点
初回点検時の作業 設置者(顧客)に対する自己紹介、挨拶 保安業務従事者としての当該設備との立脚性(立場)、関係性の説明保安規定の内容、点検基準についての詳細な説明の実施 初回点検時の作業に設置者の同行を依頼し、作業内容の観閲を依頼する。 就... -
知識
クレストファクタについての備忘録
クレストファクタについて クレストファクタは、波高率と呼ばれる値で、波形の実効値と波高値との比となります。 正弦波の場合、実効値100Vのとき、波高値は141Vのためクレストファクタは、1.4となる。 計測器の入力端子には正しく測定できる範囲として、... -
測定機器
月次点検時のACリーククランプメーターの取り扱い方
ACリーククランプメーターについて 電気配線や機器の漏れ電流を測定するための装置。 特徴 非接触測定: 配線を挟むだけで電流を測定できるため、電気を止める必要がない。 高精度: 微小な漏れ電流から大きな負荷電流まで幅広く測定可能。例)HiokiのCM4001... -
測定機器
月次点検時のレーザー付き放射温度計(AD-5614)の取り扱い方法
放射温度計について 物体から放射される赤外線を検出して温度を測定する非接触式の温度計 原理 放射温度計は、物体が放射する赤外線の強度を測定し、その強度から温度を計算する。物体の温度が高いほど、放射される赤外線の強度も高くなる。この原理は、ス... -
知識
高調波の発生要因と抑制方法のまとめ
高調波の基礎知識 高調波とは 通常、電力会社の発電所で発生した電圧はきれいな正弦波電圧となっている。(同期発電機を用いて発電しているため)しかし、使用している需要家に届くまでに、正弦波は歪んだ状態となっていることがほとんどである。 原因... -
知識
コイルの性質と逆起電力についての備忘録
コイルの性質 コイルには電流の変化を妨げようとする性質がある。 例)コイルに流れる電流が増加するとき、アンペールの法則により、磁界が増加する。 磁界の増加は電磁誘導を起こし、コイルに電圧が発生する。 →自己誘導の発生 このとき発生する電... -
知識
配線用遮断器の消弧原理について
配線用遮断器 配線用遮断器(MCCB: Molded Case Circuit Breaker)は、過負荷や短絡などの異常な過電流が流れた際に回路を遮断し、電気配線や機器を保護するための装置。一般的には「ブレーカー」とも呼ばれる。 配線用遮断器を使うメリット 初期(昔)の... -
電気保安
PASの保守点検マニュアル・用語まとめ
名称と役割 柱上用高圧交流負荷開閉器のことで Pole Air Switch を略してPASと呼ぶ。 通常は、引き込み柱(第1柱)に設置されている。電力会社と需要家との保安上の責任分界点になる。 現在使用されているPASの多くは地絡継電気(GR)付きが主流である。PAS...