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電線の接続(電技第7条)について

電線を接続する場合は、接続部分において電線の電気抵抗を増加させないように接続するほか、絶縁性能の低下及び通常の使用状態において断線のおそれがないようにしなければならない。
電線の接続における三原則について

電線の接続における三原則とは、安全で確実な電気の供給に不可欠な基本原則のこと
電気抵抗を少なくすること
接続部分の電気抵抗が大きいと、そこで発熱が生じ、電力損失の原因となったり
最悪の場合、火災につながる可能性がある。
接続方法を適切に選び、確実に接続することで、電気抵抗を最小限に抑える必要がある。
電気抵抗の低下=ジュール熱の増加による発熱の発生の危険性
絶縁性を確保すること
電線は、振動や引っ張りなどの機械的な力が加わる可能性がある。接続部分が脆弱だと、断線したり接触不良を起こしたりする原因になる。適切な接続器具を使用し、十分な強度を持たせる必要がある。
接続点の絶縁劣化につながり、電線破損による停電の危険性
断線させないこと
断線した電線に直接触れたり、近くに金属などの導電性のものが接触したりすると
感電する危険性がある。
特に高電圧の電線の場合、非常に危険。
また 漏電遮断器が正常に作動しない場合、断線箇所周辺の地面や構造物が帯電し、間接的な感電を引き起こす可能性もある。

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