用語説明– tag –
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知識
誘電正接についての基礎知識まとめ
誘電正接の概略まとめ 誘電正接とは、交流電圧が絶縁体に印加された際に、エネルギー損失の大きさを表す指標のこと。理想的な絶縁体は電気エネルギーを全く損失しないが、現実の絶縁体ではわずかにエネルギーが熱などに変換されて失われる。この損失の度合... -
知識
絶縁体についての基礎知識まとめ
絶縁体の基本的な役割 絶縁体は、電気を非常に通しにくい物質のことで電気回路や電気機器において、意図しない場所への電流の流れを防ぐ重要な役割を担っている。具体的には、以下のような目的で使用される。 感電防止: 電気が人体に流れるのを防ぎ、安全... -
知識
KIP電線についての基礎知識まとめ
KIP電線(Kureha Insulated Power wire)は主に高圧の電気機器内配線に用いられる絶縁電線。公称電圧6.6kVのキュービクル式受電設備などの高圧配線に使用される。 KIP電線の主な特徴 高圧用: 6600Vの高電圧に耐える絶縁性能を持っている。 可とう性: 柔軟... -
知識
ケーブルヘッドについての基礎知識まとめ
高圧ケーブルの端末処理に使用される重要な部材のこと。 ケーブルヘッドの役割 絶縁破壊の防止 高圧ケーブルの端末は、絶縁物が角になっているため、電気力線が集中しやすく、絶縁破壊が起こりやすい状態。ケーブルヘッドは、電気力線を分散させることで、... -
電気保安
設備不平衡率についての基礎知識まとめ
設備不平衡率とは、三相交流の電気設備において、各相の負荷容量がどれだけ不均等になっているかを示す指標。具体中性線と各電圧線間に接続される単相負荷設備の容量の差と、総負荷設備容量の平均値の比率(%)で表される。 →三つの相(R相、S相、T相)に... -
知識
遮断容量についての基礎知識まとめ
遮断容量とは 遮断容量とは、遮断器(ブレーカーなど)が、規定の条件下で安全かつ支障なく遮断できる最大の短絡電流の実行値のこと。回路に短絡事故が発生した際に、遮断器がこの遮断容量以下の短絡電流であれば接点が溶着したり、遮断器自体が破壊したり... -
知識
過負荷電流についての基礎知識まとめ
過負荷電流(かふかでんりゅう)とは電気回路や電気機器が、定格電流または許容電流をわずかに超えた状態で比較的長い時間流れ続ける電流のこと。 過負荷電流の特徴 定格電流を少し超える: 短絡電流のように非常に大きな電流が瞬間的に流れるのではなく ... -
知識
接地端子盤とは(用語説明)
接地端子盤(せっちたんしばん)とは、電気設備における接地線や盤内接地線を接続し接地抵抗値の測定などを容易に行うための端子盤のこと。 接地端子盤の役割 接地線の中継: 各種電気機器や電路からの接地線を集約し、接地母線や接地端子を通して接地極へ... -
知識
容量性リアクタンスについての基礎まとめ(用語説明)
容量性リアクタンス(Capacitive Reactance: XC) とは、交流(AC)回路においてコンデンサが電流の流れを妨げる度合いを示す量です。誘導性リアクタンスがコイルによって生じるのに対し、容量性リアクタンスはコンデンサの特性によって現れる。 容量性リア... -
知識
接触抵抗とは(用語説明)
接触抵抗とは、電気回路において、二つ以上の導体が物理的に接触している部分で発生する電気抵抗のこと。本来、導体同士が完全に密着していれば抵抗はほとんど生じないはずだが、実際には微細な隙間や表面の酸化膜、汚れ、接触圧力など様々な要因によって...