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電気保安
高圧送配電の仕組みについての基礎知識まとめ
高圧送配電の仕組みの概略 高圧送配電の仕組みは、発電所から遠く離れた家庭や工場に電力を効率よく届けるための重要なシステムのこと。 電力は電圧が高ければ高いほど送電中のロスが少なくなるため発電所から消費地までの経路で段階的に電圧を上げ下げし... -
電気工事
CEケーブルについての基礎知識まとめ
高圧ケーブルにおけるCEケーブルとは主に環境配慮型の電力ケーブルを指す。正式には「架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシース電力ケーブル」と呼ばれ高圧用途では6600Vクラスのものが一般的。 「CE」は、Cross-linked polyethylene insulated Eco-f... -
電気保安
電圧・周波数リレーテスター MVF-1の取り扱い方まとめ①(主な特徴と各部名称)
電圧・周波数リレーテスター MVF-1の概略 主に太陽光発電システムやコジェネレーションシステム従来の高圧発電機などに設置されている電圧・周波数保護継電器の試験に特化した高性能なリレーテスター(試験器) 新エネルギー発電の保護リレーに対応してお... -
電気保安
変圧器やコンデンサに用いられるブッシングについての備忘録
変圧器やコンデンサに用いられるブッシングはこれらの電気機器において非常に重要な役割を果たす部品。 ブッシングを一言で表すと「高電圧を安全に機器の内部と外部とで導通させるための筒状の碍子(がいし)」のこと。 ブッシングの役割と重要性 ① 絶縁(... -
電気保安
受電設備(高圧機器)の地震対策まとめ
高圧機器、キュービクルは地震の衝撃に耐えられるよう固定をすること 地震により、高圧機器・キュービクルが移動や転倒をすると電気設備が重大なダメージを負い、長期にわたる停電事故が発生する恐れがある。 非常用予備発電装置は、正常に運転できる状態... -
電気工事
低圧絶縁電線についての基礎知識まとめ
電気設備の技術基準の解釈(以下、電技解釈)第5条では低圧絶縁電線の構造について「絶縁物で被覆した電気導体であること」と規定され(下記図参照)電気使用場所内で使用されている絶縁電線は、電気導体を被覆する絶縁物の種類によって分類される。 低圧... -
知識
高圧受電設における停電年次点検の主な点検項目とチェックポイントまとめ
高圧受電設における停電年次点検の概略 高圧受電設備の停電年次点検は電気事業法に基づき実施が義務付けられている、最も重要で詳細な法定点検のこと。 感電・火災・波及事故(自社の事故が電力会社の系統に影響を及ぼし広範囲に停電を引き起こす事故)な... -
理論
接地抵抗測定が正しく測定できているかの確認する方法
接地抵抗測定についての概略 接地抵抗測定は、電気設備の安全を確保するために非常に重要な点検項目の1つ。接地(アース)は、感電事故の防止、雷サージやノイズ対策、機器の安定稼働などに不可欠でありその接地線が大地と適切に接続されているか(電気的... -
電気工事
大地抵抗率についての基礎知識まとめ
大地抵抗率とは、大地の電気の通りにくさを表す値のこと。 大地抵抗率は、土の種類や水分量あるいは温度の影響を受ける。また、その他にも土壌に含まれている水分に溶解している物質の濃度土壌の粒の大きさや粗密(締まり具合)などにも影響を受ける。 大... -
電気事故
機器設置した場合の感電の可能性についての備忘録
機器接地についての概略 機器接地は、電気機器の金属製の外箱や台などを大地(アース)と電気的に接続する工事のこと。主に感電や火災の防止、機器の保護といった安全確保を目的としている。 日本の電気設備に関する技術基準では、使用電圧や設置場所など...