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1線地絡電流の大きさについての備忘録
地絡についての概略 「地絡」とは、電気回路において、電路(電気が流れる導体)と大地(アース)が意図せずに電気的に接触してしまう現象を指す。短絡の一種だが、特に大地との接触を伴うものを「地絡」と区別して呼ぶ。英語では「Ground Fault(グラウン... -
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オムロン製 不足周波数継電器(K2ZC-K2FU-N)の試験方法と特性のまとめ
不足周波数継電器(UFR:Under Frequency Relay)は、電力系統の周波数低下を検出し、大規模停電(ブラックアウト)を回避するために非常に重要な役割を果たす保護継電器です。 オムロン製 不足周波数継電器(K2ZC-K2FU-N)の目的と特徴 目的 系統事故時... -
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太陽光発電システムにおける気温計についての基礎知識まとめ
🌡️ 気温計の役割 太陽電池モジュールは、気温が高くなると出力電圧と発電効率が下がる特性がある。そのため、太陽電池モジュールの温度を予測する上で気温計を使って気温を把握することが重要になる。 📍気温計の設置場所 気温計は、太陽電池モジュールの... -
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高圧電気設備のクラックについての基礎知識まとめ
高圧電気設備のクラックは、設備不良や経年劣化、外部からの物理的要因によって発生し絶縁性能の低下を引き起こす。これにより、地絡や短絡といった電気事故につながる恐れがあり最悪の場合、広範囲にわたる停電(波及事故)を引き起こす可能性がある。 ク... -
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対称三相交流電源におけるベクトルオペレータαについての補足
対称三相交流電源を扱う上で、ベクトルオペレータ α (アルファ) は 三相交流の位相関係を複素数で簡潔に表現するために使われる非常に重要な概念となる。 ベクトルオペレータ αの概略 ベクトルオペレータは、大きさが1で偏角が120∘の単位ベクトルのことで... -
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高圧受電設備におけるサブステーションコンポの基礎知識まとめ
河村電器産業のサブステーションコンポ(Substation COMPO)は電気室向けのフレーム式高圧受変電設備のこと。従来の受変電設備に比べ、搬入のしやすさや施工の効率化、省スペース化を主な特長としている。 サブステーションコンボは、電気室に必要な機能を... -
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立ち入り検査の内容と必要書類、指摘事項まとめ
立ち入り検査の概略 電気事業法第107条第4項に基づく立ち入り検査は主に電気保安法人や電気管理技術者など、外部委託された者が行う業務の適正さを確認するために行われるもの。 立ち入り検査の目的 立ち入り検査は、電気事業法第107条全体の目的である公... -
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配線用遮断器についての基礎知識まとめ
配線用遮断器の概略 電気設備に関する技術基準を定める省令の第14条では 電路の必要な箇所には、過電流による過熱焼損から電線および電気機械器具を保護しかつ、火災の発生を防止できるよう、過電流遮断器を施設しなければならない と規定している。 過電... -
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SOG試験操作でしてはいけないこと①(制御電源の二重印加、短絡)
SOG(方向性地絡継電器)についての概略 DGRは、地絡事故を検出して電気回路を保護する継電器の一種.主な特徴として地絡電流の大きさに加えて、その方向(位相)を検出できるが挙げられる。これにより、事故が発生した方向を特定し、自らの構内で発生した... -
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オムロン製 地絡過電圧継電器(K2ZC-K2GV-NUC)の試験方法と特性のまとめ
地絡過電圧継電器とは 配電線の地絡事故時に発生する零相電圧を検出して動作する継電器のこと「OVGR」や「64」とも言う 系統側の地絡事故の継続検出として使用される 系統連系保護として適用される場合に電力系統事故時、自家用発電設備設置需要家側から流...