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三菱製 過電圧継電器(MOV-A1V-R)の試験方法と特性のまとめ

目次

過電圧継電器とは

電圧が設定値を超えたときに警報を鳴らしたり、しゃ断器を引きはずしたりする継電器。
発電機などの故障による電圧の上昇を検知して、負荷側の系統や機器を保護する役割がある。

MOV-A1V-Rの特徴と定格使用まとめ

MUV-A1V-Rの構造と内部結線図

構造  

内部結線図  

最小動作電圧試験と動作時間測定試験の方法について

使用機器:多機能型試験装置 OCR-25CVK (双興電機製作所)

結線方法は以下の通りに行う。

事前準備
電源スイッチONにして、電源ランプが点灯することを確認
試験切り替えスイッチを「VR」に変更
電圧切り替えスイッチを300Vに切り替え
VR試験切り替えスイッチを「試験」に切り替え
試験電圧調整ツマミ「計測部」と電圧調整ツマミ「電源部」が0の位置にあることを確認し、
試験スイッチ「ON」スイッチを押せる状態にしておく

最小動作電圧・復帰動作電圧試験

試験電圧調整ツマミを調整して整電圧をあげて、その後電圧を上げ下げすることで、試験電圧を確認する。
(時限ダイヤルを最小にしておくとすぐにターゲットが出るので試験時間を短縮できる)

動作時限特性試験

●VR試験切り替えスイッチを「試験」に切り替えていることを確認し、試験電圧を調節
(トリップの切り替えスイッチは電圧)
●VR試験切り替えスイッチを「基準」に切り替えて電圧調整ツマミが0Vであることを確認
●カウンタをONにして、トリップの切り替えスイッチを接点に切り替える
●VR試験切り替えスイッチを「基準」→「試験」に切り替えるとカウンタが走り出し
 継電器が動作すると、動作信号を検出しカウンタと電圧出力が停止する

良否判定基準

参考文献

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.soukou.co.jp/pdf/0004.pdf
双興電機 多機能型試験装置 OCR-CVK25

取り扱い説明書[第10版] より引用

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/fa/members/document/manual/pror/jep0-il1293/mov-a1_r2.pdf
三菱電機  過電圧継電器 MOV-A1V-R 取り扱い説明書 より引用

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