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コンデンサ引き外し装置についての備忘録

目次

コンデンサ引き外し装置とは

VCBの引き外し方式の1つに「電圧引き外し方式」が存在し、トリップコイルへの制御電源(交流電源使用)の際に使用される装置のこと。
(現場での略称「コントリ」)

コンデンサ引き外し装置を用いる理由

真空遮断器の引外し(電圧引き外し方式)は基本的には「直流電圧」で行う。
しかし、現場の多くでは直流電源がないことが多く、この装置を使用し交流電流を直流電流に整流して
トリップコイルを引き外す制御電源を作り出す。
また電流引外し方式のVCBを電圧引外し方式に更新する際にも使用されることが多い。

メリット
DC200/220Vの引き外し回路の構成が経済的となる。(低コスト可能)

コンデンサ引き外し装置の定格と内部回路(参考資料)

定格  

https://faq-fa.fujielectric.co.jp/faq/show/1845?category_id=151&site_domain=default
富士電機「よくある質問(FAQ)、用語集 > 富士電機製品 > 高圧機器 > 高圧真空遮断器 > マルチVCB、AUTO.Vシリーズ, HSシリーズ 他 > コンデンサ引外し電源装置の用途」より画像引用

chromeextension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.fujielectric.co.jp/fcs/pdf/catalog/EH747n.pdf
富士電機機器制御株式会社 高圧真空遮断器 取り扱い説明書より画像引用

端子番号7.9より交流入力された電流は整流器Siによって半波整流され、コンデンサに充電される
定格値より1~2秒ほどで充電は完了する。
同時にパイロットランプが点灯し、充電完了の目安となる。

充電抵抗r1はコンデンサの突入電流を抑制するための抵抗である

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