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三菱製 過電流継電器(MOC-A1V-R)の試験方法と特性のまとめ

過電流継電器とは

三菱製 過電流継電器(MOC-A1V-R)の概略

静止型(ディジタル系)の過電流継電器。
過電流要素2相分を1台に収納しており、過負荷・短絡事故を保護するもの

過負荷事故→限時要素
短絡事故→瞬時要素
で保護を行う。

三菱製 過電流継電器(MOC-A1V-R)の特徴

●保護協調のとり易い動作時限測定を内蔵
(限時要素→超反限時、強反限時、反限時、定限時の4種類を搭載)

●事故の種別(限時 or 瞬時)、事故相の区別(R or T相)が確実に検知できる動作表示あり

●限時電流整定値に「LOCK」機能を設置

型式および定格仕様

MOC-A1V-Rは電圧引き外し方式

定格電流

5A

整定  

限時電流
→LOCK-3-3.5-4-4.5-5-6A

ダイヤル
→0.25-0.5-1-1.5-2-2.5-3-3.5-4-5-6-7-8-9-10-20

瞬時電流
→LOCK-10-15-20-25-30-35-40-50-60A

使用条件設定

自己監視  

正常時にはLED(緑色):RUNが点灯

動作表示  

R相、T相、瞬時:動作時に 黒色→橙色にターゲットが表示される(手動復帰式

数値表示

CT2次電流入力値が1.1A以上にて表示する

定格消費VA

定常時:5.0VA
動作時:6.0VA

特性

動作値特性

限時要素:各整定値±10%以内
瞬時要素:各整定値±15%以内

復帰特性値

各整定値の80%以上

動作特性値

●限時要素(3A整定時)

●瞬時要素
整定値の200%入力印加時
例)①瞬時ダイヤルを50A以上にして40Aの整定を行い、ダイヤルを20Aに変更して動作時間を測定
   20A×200%(×2)=40A
②瞬時ダイヤルを30A以上にして20Aの整定を行い、ダイヤルを10Aに変更して動作時間を測定
   10A×200%(×1)=20A
50ms以下

接点容量

各限時要素の特性(参考)

三菱製 過電流継電器(MOC-A1V-R)の構造

①数値表示用LED

表示選択用切替スイッチを下記のように変更時
【1】電流計測:リレー入力電流値が2~30Aまで表示可能
【2】時限経過

②RUN表示LED

制御電源・電子回路・プログラムデータなどを常時監視している。
正常時緑色に点灯

③表示選択用切替スイッチ

●ツマミの切り溝方向の値のポジションが表示選項目
●スイッチ操作は手動orマイナスドライバーで使用可能

④周波数・限時特性整定スイッチ

使用する周波数及び限時特性に合わせ、SWのON/OFFで整定する。

⑤動作表示器

R相・T相・瞬時表示が可能。
事故の状態が判別できる。

⑥限時電流・ダイヤル・瞬時電流整定用スイッチ

●ツマミの切溝方向の値が整定値となる
●中間位置に整定した場合、不定となる。

⑦動作表示器の表示復帰レバー

レバー押上げ時に動作表示器を復帰が可能。
押し上げ状態ではリレー機能がロックされる。
※ロックされるのは限時動作のみ
復帰レバーを完全に押し上げた状態で、RUNランプが消灯しリレー機能ロックとなる

三菱製 過電流継電器(MOC-A1V-R)の内部構造

三菱製 過電流継電器(MOC-A1V-R)の外部接続図例

事故時の引き外し回路

事故時に閉路するトリップ用接点の端子T1からT2を介して制御電源から引き外しコイルに電流を流して遮断器を引き外す。

三菱製 過電流継電器(MOC-A1V-R)の端子図

三菱製 過電流継電器(MOC-A1V-R)の試験時の注意事項

●試験電流を1A前後まで上昇すると、RUN表示LEDが緑色に点灯する。
電子回路が正常動作したことの表示

●限時要素の動作値試験の場合は、表示用選択用切り替えスイッチを「時限経過」のポジションにして試験電流を徐々に上げていき、数値表示用LEDが「0」を点滅表示するところ始動値を確認すること。
その後、電流を上げて出力リレーが動作するところを動作値として確認すること。

●瞬時要素の動作値試験の場合、流す電流が大きいため、整定中に限値動作することがある。
→対策として、限時要素の整定を「Lock」表示にするか動作表示器の表示復帰レバーを押し込む

参考資料

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/http://www.sakon-eco.info/11index_pdf/mitubisi_melpro-a.pdf
三菱保護継電器 MELPRO-Aシリーズ より引用

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