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並列コンデンサについて
複数のコンデンサが並列に接続されたときの全体の電気容量を指す。
並列に接続されたコンデンサの合成容量は、個々のコンデンサの容量の合計に等しくなる。
並列コンデンサを保護するヒューズ容量の選定は特殊なため選定方法に注意が必要である。
日本高圧のヒューズ選定を用いた説明
並列コンデンサが高圧受電設備にある場合、並列バンクコンデンサと単品容量のコンデンサと分類わけを行い
以下のように計算を行う。
Aコンデンサ:20kvar
並列バンクコンデンサ(B+C):40kvar
Bコンデンサ:20kvar
並列バンクコンデンサ(A+C):50kvar
Cコンデンサ:20kvar
並列バンクコンデンサ(A+B):30kvar
下の表を参考にして、あてはまるヒューズ容量を算出する。
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.nkeco.co.jp/download/05fuse/fuse201708.pdf
日本高圧 高圧ヒューズ カタログより引用
各メーカーによってヒューズ容量の選定表は公表されているので、施設するヒューズメーカーと選定資料は間違えないよう注意すること。
並列バンクを考慮しなくてよい場合(日本高圧のヒューズ選定引用)
- 各コンデンサに直列リアクトル(6%)を設置している場合。
→並列バンクなしの選定が可能
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.nkeco.co.jp/download/05fuse/fuse201708.pdf
日本高圧 高圧ヒューズ カタログより引用
(参考)エナジーサポートの高圧源流ヒューズの説明
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.energys.co.jp/denzai/pdf/catalog_06_pf.pdf
エナジーサポート カタログより引用
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