高圧交流負荷開閉器とは
LBS(Load Break Switch)ともよばれる。
電路や変圧器、コンデンサなどの高圧機器の入切に使用される開閉器のこと。
開閉動作はフック棒(ディスコン棒)で行う。 注:断路器も同様
主な特徴
負荷電流や変圧器の励磁電流、コンデンサの充電電流などを開閉できる。
しかし、短絡電流や過電流などは開閉できない。
短絡電流・過電流対策
限流ヒューズ(PF)の使用が採用される。
限流ヒューズとは
大電流が流れるとジュール熱により溶断され、短絡電流や過電流を遮断できる。
ストライカ引き外し装置について
限流ヒューズが1相のみ溶断した場合、高圧交流負荷開閉器を機械的に開放する機構のこと。
機構の解説
限流ヒューズが溶断すると、ヒューズから溶断表示棒が飛び出し、これが金属プレート(トリップレバー)を押し出して、リンク機構によりラッチを外す。ラッチが外れるとバネの力によって3相が同時に開放される。
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