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富士電機製過電流継電器(QH-OC1)についてのまとめ

過電流継電器とは

QH-OC1の仕様および性能

仕様

引き外し方式:電圧引き外し

定格電流:5A
定格周波数:50/60Hz
限時要素 動作電流値 3-3.5-4.5-6 (A)
限時整定  0.5-1.0-2.0-3.0-4.0-5.0-6.0-7.0-8.0-9.0-10-15-20-30-40-50
     動作特性 超反限時特性

瞬時要素 動作値整定 20-30-40-50-60(A)-ロック
     動作特性  二段特性
表示   始動表示 LED表示(赤色)
     限時経過 始動20%-40%-60%-80% 5段階LED表示(赤色)
     動作表示 R相・T相・瞬時
     運転表示 LED表示 (緑色)
     自己監視 正常時LED表示(緑色)
出力   引き外し用接点1a,警報用接点1a

    
     警報用接点(a1・a2)

接点容量 2VA(5A時)

QH-OC1の構造

①運転表示

運転及び自己診断表示の両方点灯状態であれば正常状態
自己診断のみ消灯している場合は内部異常の可能性があるので注意

②自己診断表示

運転及び自己診断表示は、1.5A以上の電流が流れたとき機能診断を行い、表示される。
そのため変流器(CT)の二次電流が1.5A以上流れる変流比の変流器を選定すること。

1.5Aに達しない場合は、電流値により「薄暗い点灯」や「点滅」は見られる
なお、通電電流が小さい場合でも、過電流が流れたときには、正常に動作する。

③瞬時電流切替スイッチ

20-30-40-50-60(A)の電流値およびロックの6点切替

④限時電流切替スイッチ

3-3.5-4.5-6 (A)の6点切替

⑤限時時間切替スイッチ

0.5-1.0-2.0-3.0-4.0-5.0-6.0-7.0-8.0-9.0-10-15-20-30-40-50 の16点切替

⑥動作時間特性

a)限時要素
  超反限特性(下記計算方法)

b)瞬時要素
   瞬時電流を最小(20A)に整定し、整定値の200%の電流を急激に加えると、動作時間は0.05以内だと正常

⑦動作経過時間表示(5段階LED表示)

時間経過表示は動作するまでの時間経過を表示する。
始動-20%-40%-60%-80%と経過する度にLEDが追加点灯していく

⑧動作表示器

動作表示器は、限時動作の場合「各相」を表示し、瞬時動作の場合「瞬時」「各相」を表示する

⑨復帰レバー

動作表示器の復帰レバーを上げた状態(動作ロック)にすると瞬時と限時は動作しない。

QH-OC1の外部接続図

QH-OC1の内部ブロック図

QH-OC1の試験上の注意

●試験時に電流整定を行う場合、動作表示器の復帰レバー(動作ロック)を上げた状態で電流整定が可能

●試験時、試験電流波形が歪んでいる場合、動作時間が長くなる傾向になる

●継電器や遮断器の引き外しコイルに電流が流れ続けると焼損する可能性があるため、電流調整は速やかに行うこと
 ※電流整定時間は遅くても10秒以内で完了すること

試験時の良否判定

●動作電流特性:限時、瞬時整定値における各動作電流値を確認する
        限時特性±10%以内 瞬時要素:整定値±15%以内

●動作時間特性:限時要素:300%過電流:整定値の±17%以内
             700%過電流:整定値の±12%以内
        ※限時時間整定0.5,1の場合300%,700%共に、整定値の±30%以内
        瞬時要素:200%過電流:0.05s以下

●絶縁抵抗(参考):電気回路一括対地間 5MΩ以上 DC500Vメガー
          電気回路相互間 2.5MΩ以上 DC500Vメガー
          接点極間     2.5MΩ以上 DC500Vメガー

参考資料

file:///C:/Users/sette/Downloads/INB-F9608g-QH-OC1_a8aj6v9hmr.pdf

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