2024年– date –
-
電気保安
絶縁物の性質について
【気温との関係】 通説として、接地極は夏に値が若干低くなり、冬に値が若干大きくなる 絶縁抵抗の経年変化による劣化診断する場合は、同じ気温で測定した抵抗値、または温度測定した抵抗値を使う必要がある。 【測定する電圧によって抵抗値が変化する】 ... -
太陽光
小規模事業用工作物についての調査
【小規模事業用工作物とは】 令和5年3月20日より電気事業法施工規則第48条が一部変更になった。 小規模な太陽光発電設備(10kW以上~50kW未満) 風力発電設備(20kW未満) 太陽光発電に関しては以前は50kW未満までは技術基準適合維持義務の対象外であり... -
電気保安
受電作業 フローチャート(PAS・VTLA内蔵ver)
【持ち物リスト】 高圧検電器 検相器 低圧メガ 脚立 【作業手順書】 目視にて受変電設備周辺に不必要なものが放置されていないか確認 目視にて受変電設備内に不必要なものを収納していないか確認 全ての高圧機器に接地線はつながっているか(低圧用D種接地... -
電気保安
電力のピークカットについて
【ピークカットとは】 最も使用電力の多いピーク時の使用電力を様々な方法を用いて「カット」し、電力の使用量そのものを低減させる取り組みを指しており、電力の需要を平準化するための手法のこと。最大需要電力の低減によって、電気の基本料金が安価にな... -
電気保安
高圧ケーブルの水トリー現象とその対策
【水トリー現象とは】 一般に自家用電気設備では、高圧の電気を構内に引き込むための高圧ケーブルとして架橋ポリエチレンケーブル(CVケーブルなど)が使用されています。この高圧ケーブルの絶縁に使われる架橋ポリエチレンなどに、水と電界の関係で小さな... -
電気保安
電気管理技術者が持てる物件数と換算係数の調査
【簡単な結論】 個人で持てる物件数は33点 ただ、設備容量や、絶縁監視装置の有無による月次点検の数の縮小による圧縮があるため、簡単に計算できない。 【(追記)33点の根拠】 平均勤務時間(8時間)1か月分に350~550kVAの平均需要設備点検時間(5時間)... -
電気保安
電気設備の地震対策措置
【電気設備の耐震措置】 電気室の耐震補強や電気機器の固定と転倒防止が重要となります。電気設備の耐震措置状況を十分に確認し、耐震性の強化を図りましょう。電気主任技術者、建物・設備の施工業者や管理者等と協議し、適切な対応をお願いします。 【地... -
電気保安
ケーブルのシュリングバック現象について
【まとめるに至った経緯】 中部近畿産業保安監督部近畿支部のホームページ上にて、令和5年度事故情報を閲覧していたら、シュリングバックによるケーブル地絡事故が発生していた。 この現象について認識が不足しているため、今後の保安業務の対策として調... -
電気保安
VA(負担)とは
【定格負担VAとは】 定格負担 変流器の二次回路に接続された負荷(例えば、計器や保護継電器など)である。 定格二次電流I2n が流れたときのボルトアンペアで表す。 負担のインピーダンスをR (=2Ω)、定格二次電流をI2n (=5A)とすると、定格負担(VA )n は50... -
電気保安
低濃度PCBについて
【PCBとは】 PCBとはPCBは、沸点が高く難燃性で熱的・化学的に安定といった優れた性能を有することから、かつて変圧器・コンデンサー等の電気絶縁油、各種熱媒体、ノンカーボン紙の溶剤などに広く使用されていました。ところが、昭和43年(1968年)に発生し...