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ムサシインテック製GCR-miniVSの取り扱い方法④(高圧地絡継電器の試験方法)

目次

ムサシインテック製GCR-miniVSでできること

SOG開閉器に内蔵される無方向のGR・地絡方向継電器(DGR/ZPDタイプ)に加え
●特別高圧用地絡方向継電器(DGR/EVT(GPT)タイプ)及び
OVRUVR(過不足電圧継電器)
●太陽光発電設備に設置される地絡過電圧継電器(OVGR)
逆電力継電器(RPR)
等の試験を簡単な操作で効率よく短時間に実現する操作性に優れた試験器。

ムサシインテック製GCR-miniVSの特徴

●最大出力電流5A/最大出力電圧1200V/電流・電圧位相±180°リニア可変の各機能を搭載

●特別高圧用地絡方向継電器の試験に対応 電圧出力250Vレンジにおいて
190V出力時に50VAの高容量出力

●過不足電圧継電器の試験に対応
動力関連・非常用発電機等で設備されている100V/200V系の過不足電圧継電器試験が可能

補助電源 AC100V、DC24V、DC48V、DC110Vを継電器に供給する機能を装備

●継電器の動作を自動判定 内蔵のマイクロコンピュータが継電器の接点動作を自動判定

●無歪波形の出力
 発電機の電源波形に影響されることなく、無歪正弦波形の電圧および電流を出力

●出力周波数
 電源周波数と同期した出力周波数と、50Hzおよび60Hzの3種類の中から任意に選択設定

●電圧/電流設定機能
継電器に直接電圧電流を印加しない状態で、試験出力の電圧・電流を設定する機能を標準搭載

●ターミナル方式入力端子
試験入出力にはターミナル方式を採用、コード接続もプラグ挿入接続方式で結線作業の大幅な時間短縮を実現し、万が一のコード断線時にも一般的な工具で修復が可能

●慣性特性試験に完全対応
電流出力にはゼロクロス・スタート方式を採用し、出力時間50msにて慣性特性試験を自動化

GCR-miniVSの安全設計

●補助電源出力には安全な5Aサーキットプロテクタを装備し、出力の短絡を保護 ・ エラー検出機能を搭載
  異常時にはブザー音および画面表示で警告通知
① 1250V以上の出力電圧を検出した時に電圧値が点滅(過電圧警告)
② 5250mA以上の出力電流を検出した時に電流値が点滅(過電流警告)
③ 出力電圧が短絡状態の時に電圧値とV表示が点滅(電圧過負荷警告)
④ 出力電流が開放状態の時に電流値とmA表示が点滅(電流開放警告)
⑤ 電圧出力に50V以上の外部電圧が印加された時に電圧、電流表示が点滅(逆電圧警告)
⑥ 内部回路異常時に全ての設定値が点滅(試験器異常)

GCR-miniVSによる地絡継電器の試験方法(設備停電時)

地絡継電器についての概略

地絡継電器は、電気回路で「地絡」が発生した際に
それを瞬時に検知して遮断器に信号を送り、回路を切り離すための保護装置のこと。

感電事故の防止や、火災、機器の損傷を防ぐために
高圧受変電設備において非常に重要な役割を担っている。

試験準備

試験を安全に開始するための「零位置確認(ゼロセット)」や
試験器の破損を防ぐための重要な手順をおこなう。

  • ツマミを左一杯にする
    出力が急に大きな値から始まらないようにするための安全対策。
  • 位相設定を中央にする
    HGR(地絡方向継電器)の試験において、位相角の設定は必要ないので基本設定にしておく。
  • 試験項目切換スイッチ
    レバーを引き上げながら操作するタイプは
    誤操作による感電や機器故障を防ぐために行う。

使用試験コード

地絡継電器の結線方法

上図:地絡継電器の結線

結線手順

P1,P2端子の既設配線を外さずに補助電源コードから電圧を印加すると
設備の一次側へ高電圧が発生し大変危険となる。(逆昇圧)
必ずP1,P2端子の既設配線を外してから補助電源コードを接続すること。

地絡継電器の動作電流値試験

継電器が動作すると本器のブザーが鳴る。
※トリップコードの接続端子がa接点もしくは、動作電圧出力の場合
この状態で一度ブザーが鳴り止むまで電流を下降させてから
再度ブザーが鳴るまで電流をゆっくり上昇させると、動作電流値を見極めた再試験となり
正確に動作電流値を求めることができる。

地絡継電器の動作時間試験

継電器の確認

整定タップの電流値を確認

継電器の試験手順

試験測定値と判定基準

動作時間試験 零相変流器の一次側の任意の1線に整定電流値の130%及び400%の電流を急激に通電して
継電器が動作する時間を測定する。
この試験は,すべての整定電流値について行う。ただし,受渡検査では,定格動作電流整定値で130%の電流の試験だけ行う。

地絡継電器の慣性特性試験(設備停電での試験)

慣性特性による試験を行ったとき,継電器は動作してはならない。

 継電器を定格動作電流値に整定し零相変流器の一次側の
任意の1線に整定電流値の400%の電流を
急激に50msの間通電して継電器の状態を調べる。

継電器の確認

整定タップの電流値を確認

継電器側の試験

慣性特性試験の合否判定は 50ms 経過後の継電器の動作及び
表示器のOK/NG表示で行う。


●表示器のOK/NGは、約 2 秒間表示される。
●OK表示された後、継電器が遅れて動作した場合に備え、継電器の接点状態を約 2 秒間監視する。
監視中に継電器が動作した場合は不合格判定となり
表示器がOK表示からNG表示へ切り替わる。
●慣性スイッチを押すとスイッチが点灯し、慣性特性試験モードへ切換り
スイッチが点灯している状態でスタート/ストップスイッチを押すと慣性特性試験を開始する。

参考資料

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.musashi-in.co.jp/manual/gcr-minivs_21.pdf
GCR-mini VS GR・DGR・VRリレーテスタ 取扱説明書 第21版 より引用

https://kikakurui.com/c4/C4601-1993-01.html
日本工業規格          JIS C 4601-1993 高圧受電用地絡継電装置 より一部引用

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